オバサンだって恋したい!!
課長に主任から色々教わるように言われ、俺は嫌そうな顔をしながらも内心は嬉しかった。



そして二人切りになれるチャンスが来た。



俺は小川と二人で名古屋に出張になった。



楽しくなりそうだ。



彼女の運転する車に乗る。


「おい小川大丈夫か?前ばかり見てないで、左右後ろも確認しろよ。」



なんだ答えられないのか?


まだ事故りたくはない。



「おい、小川運転代わるぞ。」



見てらんねぇ。



俺まだ死にたくない。


「おい、小川そこのコンビニにとまれ、運転代わるから。」



素直に頷く小川が可愛い。



コンビニで昼食のお弁当を買うつもりが、カゴを持つ俺の横に小川が来て、可愛い顔で俺をみつめる。



俺は焦って、カゴの中にポイポイお菓子を放り込んてましまう。



急に恥ずかしくなり、慌て弁当とお茶を取りに行った。


小川が持ってるサンドイッチと野菜ジュースを、無理矢理取り上げレジで一万札をだすと、小川がはしの15円を出して来た。



そのしぐさまで可愛いと思えてしまったが、わざとオバサンだなと言ってしまう情けない俺。








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