オバサンだって恋したい!!
LESSON 2

早瀬拓海目線

俺の運転する車の助手席に座る女。



小川美園40才。



とっても40には見えない。


昨日の俺は東京の本社から、この田舎の谷田合成に転勤して来た。



何で静岡のこんな田舎。
田んぼのど真ん中にどでかい建物。



この工場は社員が1500人。


谷田合成は俺の親父の会社。俺の両親は離婚し、俺は母親の姓を名乗っている為早瀬。



誰もその事は知らない。



親父にいきなり、静岡工場に行けと命令された。



後継者は俺しかいない。



谷田合成は静岡に2工場名古屋に3工場。



本社は東京。



俺は3課に勤務する事になった。



そこで新任の挨拶をして、紹介された主任の女。



俺はもう彼女に釘付け。まさに一目惚れ。



俺は細身の女が好き。



小川美園は俺好みの女だった。



細身でスラリとしているが、顔は童顔。



俺より若いと思ったら、驚く事に彼女は40才。



小川は名前と年齢だけ言う可笑しな奴だ。



たけどそれが又可愛く思える。



この課の男どもがみんな美園ちゃんと声をかけてるし、なんだこいつらみんながライバルなのか。







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