オバサンだって恋したい!!

だからその事は言わないで

「それってどういう意味?まさか泊まった日、二人は一緒の部屋だったって事。」



拓也が怖い顔で私を見た。



「美園答えて! 」



何でこうなるかな?



早瀬係長何を言うつもり。


あの事は、私覚えていないんだから。



「美園答えて早瀬に抱かれた? 」



拓也が怖い。



「美園言えよ!」



体が震え出す。



「ごめん。私覚えてなくて、気が着いたら彼と一緒にいた。」



更に怒る拓也。



「覚えてない訳ないだろ。こいつに抱かれたんだ。美園、何でなんだよ。」



拓也が泣いてる。



ごめん拓也。



「ごめんね拓也、母さんいつも拓也に心配かけてばかりで、許して。絶対早瀬係長と付き合ったりしない。」



拓也が笑顔になる。



「拓也早瀬さんが言うように、あんたが間違ってる。私は拓也がマザコンだと思ってた。拓也は美園さんを愛しているんだね。母親としてでなく、一人の女として。」




美咲さん、何言ってるの?



拓也はマザコンなだけ、ずっと二人で生活して来たから、私に彼氏が出来たら寂しいのよ、そうだよね拓也。









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