ライフ ライセンス
インターホンを鳴らす。

「美沙ちゃん、どうしたの。上がって。」

涼のお母さんは言う。
家にあがるとひんやりとしていて何故か物悲しさを感じてしまう自分が居た。
居間にはお父さんも居てあたしには好都合だった。

待っている間のピンと張り詰めた空気が苦手なのだ。
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