運命 桜散る頃に
ガチャと音がして、ジェットコースターが動き出した


景色がどんどん遠くなっていき、目で捉えられない程早く過ぎていく


「面白かったね」


「あぁ」


笑顔で喜ぶ満咲に怜斗も笑顔で返す


「ねぇそこの2人!入っていきなよ」


園内を歩いていた満咲達を呼び止めたのは、恐らくバイトであろう青年だった


青年が指差した先には、怪しい洋館のような建物があり、お化け屋敷という文字が看板に書かれていた
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