ウソップ童話
残されたポニー。



人気のないポニー。



無勝のポニー。



暗い中1人のポニー。



ポニーは悲しくなりました。



急になんの事はなく、足はとれたのでした。



ポニーは全身全霊、全速力で、走り始めました。


次の日になっても誰も来ません。



次の日も、その次の日も、誰も来ません。



ポニーは走り続けました。



ただ1人だけで。




でも、人が1人競技場にいたのです。



画家でした。



画家は絵を描きました。


一生懸命に走り続けるポニーを。



その絵は全世界に感動を呼びました。



人々はその馬を探しました。



ポニーはもう、走り疲れて死んでいました。



人々は、自分らの愚かさを悔やみました。




でも、そのおかげで世界は平和になりました。


〈END〉
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