ウソップ童話
兎と亀
昔々、何でものろまの亀と、すばしこくって、頭の回転も早い兎がいたのでした。



亀はのろまでしたが、何にでも一生懸命取り組んでいるのでした。



兎は、何でもササッとやってしまうが、一通りうまくやりきってしまうのです。



ある日、兎と亀は、あの山の一本松まで勝負しろと、村長さんに言われました。



どうやら次の運動会の、レースに出る選手を選ぶようだ。



「ヨーイドン!」


村長さんは高らかにピストルを鳴らしました。
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