14才の地図
だから、仲間の誰かが死んだりするのは、見たくないって、思うよ。

特に、朽木が死ぬのは、見たくないって、思うよ…。

「まい」

真紀が、厳しい声で呼んだ。

「余計なコト、ゆーんじゃねーよ」

真紀、怖い。

覚悟を決めてる眼だ。

「ハタでガタガタ言ったって、命張んのは他人なんだ。でめーの心配(エゴ)を、押しつけんなよ」

「でもっ…」

真紀は、ふっと表情をゆるめた。

「あたし、思うんだけどさぁ…」

ドーン。

パラパラパラ…。

「人間って、きっと、一生のうちに何度か、やんなきゃなんない時ってーのが、あると思うんだよねー」

「やんなきゃなんない時?」

「んー。バカで無茶で、世間のメーワクみたいなコトでも、それをやんなきゃ、自分自身に敗けちまうって、トキ」

ドドン。ドドン。ドドン。

ドン。ドン。

あぁ。もう、ラストだ。

派手な乱れ打ち。
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