14才の地図
あ、あれぇ? 昨日の人だぁ。

昨日、えーこと校門の前で会った人。

やっぱり、真紀ちゃんの彼だったのかなぁ?

ちょっと、ショック。

「よーお。真紀ぃ」

笑いかけて、ぶんっ! 首を振った。

かぶった水と、汗が、いっしょになって飛び散る。

キキッ!

スクーターが、止まった。

国道沿いのガソリン・スタンド。

海が、見える。

「また、水浴びしてたのぉ?」

くすくす笑って、真紀ちゃんが言った。

「ちがうって。洗車よ、洗車。見りゃ判るだろー?」

「やーねー。自分洗ってどーすんのよー」

「あっついもんよぉー」

「ばっかだなー。びちゃびちゃじゃん。スタンドの制服、どーしたのさぁー?」

はだけた胸に、金の鎖が光っていた。

あたしは、ぼーっと、2人を見つめる。

なんか、不思議ぃー。

恋人同志だぁ…。

かっこいー。
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