14才の地図
たむろしてる人たちも、髪の毛がくるくるだったり、リーゼントっぽかったり、渋く刈りこんであったり。

お寿司屋さんみたいな、しぼった白いハチマキをしめている人もいる。

あぁ。そういえば、真紀ちゃんも着ているツナギみたいな服って、特攻服ってゆーんだ。

そんな格好の人もたくさんいる。

金とか銀の字で刺繍が入っていて、キレイ。

音楽が、がんがん流れている。

ざわざわ、ざわざわ。

話し声が波のように広がっている。

「降りるよ、まい」

真紀ちゃんにくっついて、外へ出た。

真紀ちゃんの背中には、『赤華(しゃっか)』って金紗文字が浮かんでいた。

湘南狂走連合・赤華 二代目総長。

う、うわぁ…。

真紀ちゃん、総長さんだぁ…。

あたしは、とにかくびっくりしちゃって、もう、言葉も出なかった。

風が、なまあたたかい。

「まい、あたしの側、はなれんじゃないよ」

「う、うん」

あたしは、ゴクンと唾を呑み込んで、うなずいた。
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