身代わり姫
「レオノーラ、お前助かったんだね! よく、よく無事にここまで戻ってきたね」


喜びのあまり、ぼろぼろと泣き出したレオノーラの涙を拭いてあげながら言うと、馬車の中から一人の男が降りて来ました。


「オレが絶対助けるって言っただろう? パメラ?」


パメラはその男を見て首を傾げましたが、はっと気付いたように言いました。


「お前、もしかしてリュイなのかい!?」


男はにやっと笑って言いました。


「正解。今度こそレモンキャンディを用意してくれたかい?」


「なんてこった。
レオノーラ、一体お前達に何があったのか、あたしに教えとくれ。めったに驚かないあたしでも、こりゃあさすがにたまげることばかりさ」


「はい! 私、アキナシのお茶を入れるから、飲みながら話しましょう」


レオノーラはしゃくりをあげながらも、パメラに向かって笑って言いました。



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