ダーリンは下僕

サボリ

 こうして、結菜の言うがままに、学校をサボった(よい子は決してマネしちゃいけませんよ)僕は、結菜に連れられて、制服のまま都心部へと向かっていた。

「ちょっとここで待ってて」
 ある駅に着くと、僕にそう言いつけて、結菜はどこかへと姿を消した。

 しばらくして、再び現れた結菜は、制服から私服へと着替えていた。
「僕、私服持ってきてない……」
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