ダーリンは下僕
「じゃ、行こ。」
 結菜は再び、僕の腕を引っ張って歩き出す。
 会話が成り立ってませんよ、もう。
 しょうがなく僕は学ランだけを脱いだ。

 ほどなくして、僕らが着いた目的地は、某デパートだった。

 結菜が満足そうに、デパートに大きく吊り下げられている広告を指差す。 
「え……北海道展?」
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