生かし合い
カパ

「......ちぇ徹じゃねえや」
送信者は登録してない所からだ。
「......誰だ?」
拓也はメールを開いた

『始めまして
私は「ハシモト」と申します。
突然ですが、
私が貴方にメールをした理由は。
“ゲームの参加”です。
何も心配する事はありません
無料かつ景品獲得のチャンスです
もちろん無理にとはいいません
これは貴方の決断です
―もし、参加したくなりましたら是非、我が社にメールを送くり下さい。
場所:成正3ー52ー9
  [サンライズコーポ]
━━貴方のメール心よりお待ちしております。』


「.....
は?.....なんだこのメール、フザけてんのか?
どうせ誰かのイタズラだろ.....
しかも成正って隣の駅じゃん。」

と拓也が疑っているとすぐに

ピロリロリン♪

メールが来た。

「お!今度こそ徹だ!」

カパ

『嘘でもイタズラでもありません私、ハシモトは貴方に来てほしいだけなのです。』

「わ....!」

まるで拓也の話を聞いていたかのようにメールがきた。

「どうなってんだ....一体
.....いや、ただの偶然だろ。
ってか何のゲームかも分かってねぇのに行くわけねぇだろ」

ピロピロリン♪

「また来た.....」

拓也は恐る恐る、携帯を開けた。
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