執事と羊

今日の仕事も定時に終わり
迎えの車でマンションに帰る


センサーで認識して
やっとエントランスを抜ける事ができ
エレベーターに乗り
部屋に到着。




「♪〜〜♪♪」



キッチンに移動したのと同時に
着信が鳴る

龍夜だ


「はい?」



「今終わったから。」



「早いね?」



「少しでも一緒にいたいし。
それにハンバーグが冷めないうちにさ」



「今から作るから
待っててね?」



「分かった。じゃあ」



「うん♪」


たった1分弱の通話でも
1時間話していたように感じた




「さてと..美味しいの作ろう♪」


こうやって好きな人の為に作るって
幸せ。


退屈な日なんて
一度も訪れたことないよ?

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