合計5日の非日常。
「あずさ…。帰るの?」

「史佳…。」

「…泣いてた?目の淵、赤いよ。」

「……。」

史佳は「待ってて」と私をその場に残し、自分はすぐに鞄を持って戻って来た。

「帰るんでしょ?私も帰ろっと。」

「え…。でも…。」

「いいから行こっ!」

史佳は私の背中を押して、廊下へと連れて行く。

内心、ほっとしていた。一人でいたら心細い。もしも、久遠やひかりと鉢合わせたらどうすればいいかわからなかった。

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