合計5日の非日常。
「簡単だよ。久遠くんとの仲を認めさせれば良い。…それだけだよ。」



史佳はこれを言うのに、どれだけの勇気が必要だっただろうか。

史佳が私を殴った日、久遠は史佳の前で私にキスをした。

そして史佳は選択した。

私と、久遠。

選んだ答えは、必ずしも簡単な答えじゃなかった。

友達の私は、かつて自分が好きだった…いや、今も好きな人と付き合ってる。

それを毎日、どんな気持ちで見ていたのだろう。

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