からんころん

「せ…誠也くんは速かったね…どこから来たの…?はぁ」

「俺様をなめんなよ」



方向を誤り、たまたま遭遇しただけだった。



「もうっ!!なんなのよ2人してっ…」

「それはこっちのセリフだ!なんで援交なんてすんだよ!?」

「援交!?そんなこと私がするわけないじゃない!誤解しないでよ!あの人は…」



誠也は時計を差し出す。



「返してもらったかわりにあいつらに口割らせた」

「…!」

「千夏ちゃん…どうして?」

「はっ…まさかずっとあとつけてたの!?なんでそんなスパイみたいなことすんの!?そんなことしてる暇があるなら勉強したら!?また落っこちても私のせいじゃないんだからね!」

「そんなこと思わないってば!」

「うそっ!もう私のことはほっといて!どうなったっていいでしょ!」

「よくないよ!」

「うざいんだよ純情ぶっちゃって、たかが援交じゃない!」



ーパンッ



思わず実果子の手が出た。



「ご…ごめん、でも…」

「最っ低!離して!」



2人の間で暴れる千夏。でも2人とも絶対に離さなかった。



「あーもう!実果子、連行するぞ」

「う、うん…?」

「ちょっ…ちょっと~!!」




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