Secret Romance*
  □

「よーし!
こんなもんかな」

新田の腕をひとまとめに縛った。

なんかいびつな形になったけど…まぁいいや
「えーっと次は…
何しよう…」


屈辱的な事…





「顔に落書きとか…?

ってベタすぎるか」



一人ノリツッコミを入れていると
下から冷ややかな声がした


「どうせならもうちょっと色気のあることしてほしいけど?」


「うるさいわね、今考えて………って…」


――………え?



「にっ…?!」


「よ、玉木ちゃん」


そこにはにっこりと
微笑む新田の姿があった。



「おっ…起きて?!」

―――落ち着け私!
新田はまだ縛られたままだ!
ってことは…



私の方が優勢ってことじゃん!




―――ニヤリッ

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