文学乙女
エピローグ ~恋の始まり~
文学館のイベントが終わっても、あたしは今も三枝さんと連絡を取り合っている。





連絡を取り合っているものの、なんだかんだ週に一度会って、図書館行ったり、映画を見に行ったりしている。





イベントが終わった翌日にメグからメールが来て、「昨日の男の人、秀佳の彼氏!?」と、聞かれた。





あたしは「大事な友達だよ」と、あっさりな文章で返信。





あたしが三枝さんに連れ去られた後、「秀佳の彼氏か!?」と、噂の嵐になったらしい。





おいおい、そこまで噂しなくても……(^_^;)





ウーロン茶をぶっかけられた猪原は、相当カルチャーショックを受けたという。




三枝さんにその話をすると、本人は恥ずかしそうに赤面していた。





そりゃ、無謀な行動をしたから、無理はない。






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