兄貴の想い

すると、ヒデは悲しそうに話した。



『お前はそれを心配してたのか…。ごめんな…。ミサ、あれがほしいとか、これがほしいとかあまり言わないから気付いてやれなかった…。そうだよな…うちは、よその家庭より貧しいかもしれないな…。でもな、ミサ…お前を高校に行かせる金くらいはあるよ。それだけを心配してるのなら、心配しなくていいよ。俺はどうしても進学してほしい。だから、もう一度考えてくれ。』



ヒデはそう言って自分の部屋に入ってしまった。


私はそんなつもりで言ったわけじゃなかったのに、何であんな言い方をしてしまったのかと反省した。



でも、引っ込みがつかなくなってしまった私はヒデに謝ることもできず、そのまま夕飯の時間までヒデをほっといてしまったんだ。
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