兄貴の想い
裕作の家は私のうちの近くにあり、学校から歩いて20分くらいのところにある。
裕作とは、これといった共通点はなかったが、クラスの中では結構仲の良い男子の一人だった。
『いや〜やっぱ疲れたな…。ちょっと、そこの酒屋でジュースでも買おうぜ。』
裕作の誘いに私は乗った。
『もちろん、おごりでしょ?』
『えっ!?しっかりしてんなぁ〜』
と言って、裕作はあたたかいココアを2本手にしてレジに向かった。
『ほらよ!』
そっけなく渡されたココアのあたたかさに私はホッとしたんだ。