【番外編】幼なじみの恋心
“幼なじみ”という存在は、友達とは違う…。

いや…そんなのは言い訳かもな…。

気まずいのをごまかしてるだけなのかもしれない…。


そんなとき、学級でクラス委員や係りを決めることになった。

くじ引きで決めることになり、男女別でくじを引く。

俺が引いた紙には『国語』と書かれていた。

…面倒だな。

すると、後ろから声が聞こえた。



「由香里〜何になった〜?」

「社会〜。資料運び、絶対大変だよ…。」



由香里の声が耳に届く。

同じクラスでも、お互いの気持ちの距離が遠いことに気付く。
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