キミが大好きだから〜陽菜へ〜
やべっ。


時間がないかも。


俺は慌てて学校用の準備をする。


髪の毛は…スプレーないし帽子にしよう。


……



うーん。完璧。


見事だな、俺。



陽菜!


ドアを開けると…


あ、そうだった。


日下…舞ちゃんがまたまた固まっている。


それにしても固まったり目白黒させたり忙しいな。


おもしれーけどな。


俺は陽菜のおでこにキスをして、部屋を後にしたんだ。


部屋の扉を閉める瞬間聞こえる舞の悲鳴。



あぁ、今度はこれね…。


俺は鼻の上の眼鏡をはじいて軽く笑ってから学校に向かったんだ。
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