紺碧の地図

◆◆◆


「久しぶり。…っていうか、もう十年以上会ってなかったよね」


「うん。あ、ありがとう」


差し出された紅茶を、私はお礼を言ってから口に運ぶ。


…信じられない。

まさか、こんなところでジークに会うなんて。


それにしても…


「ジーク、変わったね。すごく背が伸びたし、髪型も変わってる」


昔は私より背が小さかったし、髪は伸び放題で女の子みたいだったのに。


私の言葉に、ジークは苦笑した。


「そりゃあ、俺だって男だから。背なんかすぐ伸びるよ。髪型は…まぁ、流行りに合わせてかな」


「ふぅん…何で私だってすぐにわかったの?」


「ララは変わってないじゃん?だからすぐわかったよ」


ジークにそう言われて、少しムッとする。


「…それって、子供っぽいってこと?」


「ははっ、違う違う。その意志の強い瞳は、見ただけですぐわかるよ」


優しく見つめられて、少しだけ心臓が跳ねる。



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