芸能人に恋をしたⅢ
彩菜ちゃん
【流星】


俺のベットに横になってしばらくして、彩菜は、眠った。




寝顔を見ながら、彩菜ちゃんの髪を撫でる。



そして、手を握る。



細い指。細い手首。


モデル体型だから、何もかも細い彩菜ちゃん。



彩菜ちゃんは、この細い体に何れだけの、不安を抱えているのか。


俺は、それを考えると怖くなった。


少し力を入れて、手を握ってしまう。



彩菜ちゃんの長袖のシャツから、リストバンドが目に入った。


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