月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
「仁…?」
私が呼び掛けると仁はハッとした表情をして私を見る
『あ…あぁ!
もうそないな時間経ってもうたん?
あかん、なんも考えてへんわ~!!』
ごまかすかのように笑う仁
しかし諦めたかのように笑うのをやめて、地面に目をおとした
『なんか…もうシルフィアちゃんには見透かされてるみたいやな。』
ポツリと独り事のように仁は言った
『ぶっちゃけなんやけど…椿、俺の初恋の相手やったりするんや。』
仁は複雑そうな表情を浮かべる
「えっ!?
あんなに今は嫌がってるのに仁の初恋の相手だったの?」