月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『たぁいせつな【親友】にそんな事言ってええん??
親友のウァルド君~♪』
『なっ…!!!』
ウァルドは仁の唐突な発言に顔を赤くする
『俺のこと、親友ゆうたん忘れてないよな?
あの時ほんま感動したで♪
おにーさん感動で目が涙でうるうるになってもうてん。』
わざとらしく仁がよよよよ、と目元を押さえる
『それは言葉のあやだ!』
ウァルドが言い切るが仁はフンッと鼻で笑う
『シルフィアちゃんも聞いたよなー?
ウァルドが俺の事親友ゆうたんを。』
「う…うん。」
『ほらほらぁウァルド!
もう言い逃れできへんで!!
観念し!!』
仁はハハッと笑う
そしてウァルドも観念したかのような笑いを浮かべた
2人の表情は子どものように無邪気な笑顔を浮かべる