月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『たぁいせつな【親友】にそんな事言ってええん??
親友のウァルド君~♪』


『なっ…!!!』


ウァルドは仁の唐突な発言に顔を赤くする


『俺のこと、親友ゆうたん忘れてないよな?
あの時ほんま感動したで♪
おにーさん感動で目が涙でうるうるになってもうてん。』


わざとらしく仁がよよよよ、と目元を押さえる


『それは言葉のあやだ!』


ウァルドが言い切るが仁はフンッと鼻で笑う


『シルフィアちゃんも聞いたよなー?
ウァルドが俺の事親友ゆうたんを。』


「う…うん。」


『ほらほらぁウァルド!
もう言い逃れできへんで!!
観念し!!』


仁はハハッと笑う


そしてウァルドも観念したかのような笑いを浮かべた


2人の表情は子どものように無邪気な笑顔を浮かべる




< 388 / 391 >

この作品をシェア

pagetop