月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「本当…?」


『だが、おまえは玩具だ。
それは…変らないのだから。』


また、冷たい瞳に私が映る


愛しては…貰えない



ならば


私は尽くすわ


愛して貰えるように



信じて貰えるために



『なんや…決心した顔やな。』


仁が私に囁く


「もう、はじめっから決心してたよ。
ウァルドに見つめられたあの日から。」



最初は憎かった


だけど日をおくにつれ気持ちが膨れて



貴方の瞳を独占したくなった






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