月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



その瞳に見つめられたくて…


だけど



いざ見つめられても、貴方は【私】を見つめてくれなくて…


それが悲しくて―




だから私は決心したの


私は貴方に振り向いて貰うって



必ず


振り向いて貰うって…




『ほなシルフィアちゃん、いこか。』


仁が私の肩を叩く



『触るな、バカ仁。
シルフィアは俺の嫁だ。』


『減るもんやないし、ええやないか。』



この想いを


壊れぬように




壊さぬように






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