恋するgirl☆☆~②~



「ハァ・・・」



いつもニコニコしている孝幸さんが大きいため息をついてカウンターに突っ伏してた。



「どうしたの?元気ないね、孝幸。」



そんな孝幸さんに、心配そうな表情で覗き込む瞳。



「何かあった?会社で。」


「…ハァ。聞いてくれるか、瞳。」


「当たり前でしょ。何のために私がいるの?」


「…フゥ。ありがとな。」



そう言って、瞳を見つめる孝幸の表情は本当に安心したような感じだった。



それから、2人は手を繋いで帰っていった。



きっと、悩んで元気のない孝幸さんを瞳は優しく、受け止めてあげるんだろうなぁ。



でも、ああいう風に孝幸さんも瞳には弱い部分を見せたり、頼ったりするんだよね。



瞳も同じように、孝幸さんだけにみせる弱い部分があるんだろうなぁ。



「孝幸も、俺らから見たら完璧で頼りがいのあるように見えるけど…色々あるんだよな。」



2人が帰った後、大輝くんが煙草を加えたまま、呟いてた。



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