恋するgirl☆☆~②~
「どうも、岸本 瑠美です。孝幸さん。」
瞳が紹介したい人、それは俺もよく知っている瞳のバイト先である、カフェの店員だった。
岸本っていう女性だったのか。
いつも俺がコーヒーを買いに行くと、軽く会話をする店員。
「あぁ、カフェの。どうも。」
「瑠美さんね、孝幸と話してみたいんだって…。」
「よくお店に来てくれるし、瞳ちゃんの彼だって聞いて、仲良くさせてもらいたいなと思って。」
そう言って華やかに笑うこの人を見て、分かった。
俺に好意をもってる・・・。
自惚れかもしれないが、少なくとも俺を友人として求めていない。…きっと。
瞳は分かってるのか?
だから店にきた途端に、繋いでいた手も離したのか?
瞳の元気がないのは、俺に熱い視線を送る、この女が原因か・・・