【短】みるくちょこ



家の前まで来たとき、
彼は私の頬に手を添えた。



暖かい。



これは嫌な予感がします。



私の体は固まってる。



うん・・・、
まだこの展開は来ないと思ってた。



彼はなかなか手が早いようです。



彼の顔はどんどん近づいてきて、
彼が目を瞑っている。



ダメだ、ダメだ!!



どんっ



「ごめんね!!でも、今日は・・・」



それだけを残して家に入った。



ドアを閉める前に、
彼が私の名を呼んだのが分かったけど、
振り向けなかった。










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