セカンドギャラリー.
「で?要なんだ?」
「だーかーらー、昨日のことを梓ちゃんに謝るべきだと思うよー?」
いつも寝てたり、ヘラヘラふらふらしてる要先輩が議題を出してること自体驚きだった。けど、内容はまともだ。
「それは俺も同意ですね…だって稲田は悪くないですよ…。むしろ被害者だし…桔平先輩も陽介先輩も反省してるなら…」
こんな時、長助もなかなか言う。かわいい顔して意見はしっかり持ってる。
「だとよ、お前ら。」
「せやなあ…このままはあかんよな」
「んー、言い過ぎた…かも」
「なら今から謝ってちゃんと仲間になってもらえばいいと思う~!だって、これから梓ちゃんには書記やってもらいたいし~」
ニコニコで言う要先輩。
「稲田先輩なら図書室にいましたよ、ね?亮」
「あ、はい」
「亮、お前…稲田梓と知り合いか?」
「…まあ…」
長助、わざと振ったな…
「まあいい。図書室いくぞ」
俺ら6人は稲田先輩のいる、図書館へ向かった。