【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
あたしは泣きながら奈緒子さんのアパートに戻った。


奈緒子さんは、ヒカルはあたしの運命の人ではなかったのだと、


運命の人は他の誰かで、これから生きていくなかで、きっとその人と出会えるはずだと言って、励まそうとしてくれた。


でもあたしの耳に、奈緒子さんの言葉はむなしく響いただけだった。


あたしにとって、恋する人はヒカルただ一人だった。


ヒカルと何とかよりを戻せるのではないかと願いを込めて、ヒカルの携帯に電話をかけたこともあった。


でもヒカルは出てくれなかった。

< 137 / 508 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop