【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「もし3万円あげるって言ったら、きみはホテルに行く?」



男のその言葉に、あたしはとまどった。


この男は、あたしに売春を持ちかけている。


しかも『何食べる?』みたいな、ごく軽い質問をするように。



「うーん・・・」


あたしはとっさに曖昧な返事をした。



「こうされたら、どうする?」


男はいたずらっぽい笑みを浮かべ、コートの内ポケットから財布を取り出すと、財布を開けて、財布の中から札束を取り出した。


そしてあたしに向かって、札束を振ってみせた。


ちょうど3万円。


あたしは目を見張った。




「きみは誘いに乗る?それとも断る?」


男が問いかける。


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