【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「これ、傘です。きのうはありがとうございました・・・」


あたしは彼に傘を渡し、そそくさと帰ろうとした。が、彼の声に引き止められた。


「あの、せっかくなので、よかったら何か食べて行きません?

ここのケーキおいしいんですよ。あっ、お忙しかったら別ですけど」


「えっ・・・、あっ、はい・・・」


自分でもどうしてそうしたのか分からない。


でもとにかく、あたしの足は帰るのをやめ、その場に留まってしまった。


そして・・・あたしは彼の向かい側の席に座った。


真正面に座る勇気はなかったので、少しだけ位置をずらして。
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