Sweet Kissとラブカプチーノ【LOVEドロップス企画参加作品】



柊二の夢を応援してあげたい。


でも、2月14日はアタシにとっても柊二にとっても特別な日。


だけど、アタシも昼間は学校があるから会えるのは夕方から。


アタシは専門学校の受験も終わって、柊二のバイトのない日は会えるはずなのに……。



この日だけは……そう思ってたのに、肝心の柊二がいなきゃ意味がない。




それが頭にきたアタシは柊二と大ゲンカ。


大切な日を忘れられてた悔しさと柊二とアタシとの大切さの重みの違いとに柊二の言葉なんて聞く耳もたずだった。


普段は温厚な柊二もそんなアタシに嫌気がさしたんだろう。



勝手にしろよ! そう言われて連絡をしなくなったのは3日前。


もちろん、柊二から連絡もなく、アタシも変な意地を張ってて、連絡なんてしなかった。



せっかくの柊二の誕生日、二人の記念日なのに、会うことも、一言も言葉を交わすこともなく最悪な1日が終わろうとしていた。









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