ビターチョコレート
「と、いうわけで~す・・・。」
出会いがメロンパンとか、悲しすぎる。
「でも、なんかイイね、そういうの。」
美沙は一通り話を聞くと、優しく笑った。
「で、そのメロンパンは?」
「すっごくおいしかった!!」
あたしの返事に、美沙がズルっとした。
あたし、変なこといったかな?
「・・・まぁ、いいや。
それから話したりした?」
「それが・・・、一度もなくて・・・。」
「はぁ?あ~あ。
こりゃ、もうバレンタインに賭けるしかないね。」
そうだ。
あしたは、
あたしの人生初の告白だっ!!