職場内恋愛





バスに揺られて30分。

駅に着いて新幹線に乗り込む。


大人数過ぎて、とにかく移動が大変だ。


声を張り上げ、生徒の間を縫って歩いて。


もうそれだけでクタクタ。


今日はぐっすり寝れそうだ。

あ…いや、寝れないかもな。


なんか問題が起きれば。


ってそんなこと考えてる場合じゃねぇーや。


とりあえず、全員乗せないと。



『1回席座れー』


と、叫び座らせると人数確認。


よし、全員いる。


俺は自分の席に座り、ふぅ…と息を吐き出した。



『よぉ…優作』


俺の隣は涼だ。


涼の顔には疲れましたって書いてある。



『俺…ちょっと寝る』


新幹線が出発する前に涼は寝てしまった。


大丈夫か?コイツ。







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