職場内恋愛
「涼ちゃんが山崎先生を好きなのは知ってるでしょ?」
突然、スイッチが入る京地。
お前との付き合いは2年目だけど。
相変わらず俺はお前が分からないよ。
『ああ、知ってるよ。
で、それがどうした?』
ってかさ、京地。
なんでお前が涼が山崎先生を好きだ、って知ってんだよ?
これはあえて聞かないけどさ。
「山崎先生はさ、涼ちゃんのこと、どう思ってんのかな。
やっぱりただの同僚としか思ってないのかな。
先生はどう思う?」
『俺の予想よりお前の予想は?
どうせ、勘で予想つけてんだろ?』
まあそうなんだけど…
と、呟いている京地。
やっぱり自分の予想、持ってんのかよ。
心の中でツッコんでみる。
「いや~…実はさ、山崎先生とあんまり話したことないから分からないんだけど。
でも涼ちゃんの話を聞いてる限り、
山崎先生、涼ちゃんのこと好きだと思うんだよね。
まあ好きまでいかなくても、
同僚以上には見てると思う。
それがあたしの予想。」