職場内恋愛
『そうだな。
何時くらいに仕事終わりそう?』
私は送られてきたメールを見て横に積まれた書類に目をやる。
今日中にこれをまとめなくちゃいけないんだ。
「7時か8時くらいです…」
資料まとめは苦手じゃない。
かと言って得意でもないんだけど…
ざっと見てあと1時間か2時間で終わる…はず。
『了解。それまで俺、待ってるから』
このメールを見た瞬間から私の仕事速度は上がる。
優作さんを待たすワケにはいかない。
なるべく早く終わらせなきゃ。
隣の山崎先生が私の気合いに圧倒されている。
「もしかして…デート?」
小声の山崎先生の質問に頷く私。
「幸せそうでいいわね~」
山崎先生はニコッと笑い、自分の仕事を再開。
そう言えば!
ここだけの話だけど…山崎先生、涼さんのこと、気になってるらしい。
恥ずかしそうに山崎先生が前、言っていた。
うまく行けばいいんだけどなぁ~