憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
廊下にもグラス片手に話をしている人がおり、賑やかだった

広いバスルームを発見し、スッキリしたココは、会場にすぐに戻ってもやることはないし、こんな広いお屋敷に来るなんてそうそう無いことだし・・と屋敷内を歩いてみることにした

長い廊下に沢山の扉

ここって何LDKかな?

っていうかLDK自体間違ってる気がする・・

そんな事を考えながら、廊下に飾られている絵画を眺めながら歩いていたココは扉から洩れる光に気がついた

締まっているドアをあけるのは、申し訳ないけど、開いているのをちょっと覗くのはいいよね~

ココはそっと扉から顔を覗かせた

そして・・固まった

部屋の中では、男女が一糸纏わぬ姿で絡み合っていたのだ

ちょっと、待って・・・

ココは戸惑いながらも隣の扉を遠慮がちに開けてみたが、先ほどの同じ光景が視界に入ってくる

は!?

なにココは!!!

焦ったココは慌てて廊下を走り、階段を駆け下りる

が、慌てていたココは階段にしかれていたラグに足を滑らせてしまい

え!!

っと思った瞬間、ココの意識はここでフッと途絶えてしまうのだった
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