憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
「いや、まてまて・・・」
テーブルにグラスを置き、座りなおした潤也は賢治と向かい合う
「今、ココが自分で運転してくるって言ったか?」
「それがどうした?」
潤也をおかしそうに眺め、口元を緩めた賢治はグラスに口をつける
「どうしたって!! ちょっと待って? あのこ免許持ってるの? え?ちょっと待って、何歳でとれるんだっけ?」
ウロウロと落ち着きのない姫花
「16だろ? つーか、向こうでとったんだろ? こっちに来てからってまだ数日じゃねぇか・・」
と呆れる賢治
「え? 向こう? え? どこ?」
「は~ Seattleだろ?」
「え? あ、Seattleね・・ あ、うん・・」
動揺している姫花に
「大丈夫だろ? 姫花のときと同じ装甲車与えてっから」
賢治の言葉を聞き
「え? 装甲車? 何?」
全く理解してない姫花だったが
「装甲車・・ 懐かしいな」
と潤也は顔をほころばせた
「時間がなかったから、特別仕様でもなんでもねぇけどな」
と賢治
「なに? 元々持ってたわけ?」
「まさか・・ 」
「へぇ~ 居候に高い買い物だなぁ・・」
「いやいや・・ お姫様だからねぇ~」
姫花は大人しく潤也の隣に座り、賢治と潤也の会話の意味が理解できずにいると
“ガチャ・・”
何もしらない渦中の人物のご帰宅だった
テーブルにグラスを置き、座りなおした潤也は賢治と向かい合う
「今、ココが自分で運転してくるって言ったか?」
「それがどうした?」
潤也をおかしそうに眺め、口元を緩めた賢治はグラスに口をつける
「どうしたって!! ちょっと待って? あのこ免許持ってるの? え?ちょっと待って、何歳でとれるんだっけ?」
ウロウロと落ち着きのない姫花
「16だろ? つーか、向こうでとったんだろ? こっちに来てからってまだ数日じゃねぇか・・」
と呆れる賢治
「え? 向こう? え? どこ?」
「は~ Seattleだろ?」
「え? あ、Seattleね・・ あ、うん・・」
動揺している姫花に
「大丈夫だろ? 姫花のときと同じ装甲車与えてっから」
賢治の言葉を聞き
「え? 装甲車? 何?」
全く理解してない姫花だったが
「装甲車・・ 懐かしいな」
と潤也は顔をほころばせた
「時間がなかったから、特別仕様でもなんでもねぇけどな」
と賢治
「なに? 元々持ってたわけ?」
「まさか・・ 」
「へぇ~ 居候に高い買い物だなぁ・・」
「いやいや・・ お姫様だからねぇ~」
姫花は大人しく潤也の隣に座り、賢治と潤也の会話の意味が理解できずにいると
“ガチャ・・”
何もしらない渦中の人物のご帰宅だった