男性恐怖症ガール
ため息をつきながら俺は自分の席にむかった。
まだ歌ってるよコノ男。腹立つな~

机の上で歌っている変な野郎はとりあえず無視して、
鞄の中の荷物をだしながら斜め前の席を見た。



―――誰っ???!!




斜め前の席に座っていたのは、













宇宙服をきた人だった。




―――え?ちょ、斜め前って転校生じゃなかったけ???



あきらかに浮いているこの宇宙服さん。


なんで誰もツッコまねぇの?!!

普通教室にこんな物体いたらおかしぃって思うじゃん!!!
なんで誰も思わねぇんだよ!!!
ぜってぇこのクラスの奴らイカれてるよ!!?あ、俺も入っちゃう!!




―――どうしよう…話しかけてみっかな…ん~




よし!!話しかけ…
      「ねぇねぇ!!」



またかよォォォォォ!!!?
なんでだよォォ!!2回目だぞ!!2回も同じことしてるぞ!!
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