【短】空っぽの少年
ベッドから起きて着替えを済ませると、私はリビングに出てきた。
そこでまた想像もしてなかった出来事に襲われる。
イギリス製のお洒落なテーブルに並べられている、ご飯、お味噌汁、そして昨日の残りの酢豚。
すべてから食欲そそる湯気が出ていた。
やっぱり…おかしい。
そう思いながら私はテーブルの前で立ちすくむ。
「あ、何してんすか、真穂子さん。
早く座って下さいよ。」
レオが背後から忙しそうにやって来た。
――!!
その身体には、チェックのエプロンがつけられている。
「……レオ、それ」
「あぁ、これっすか?勝手に拝借しました。
サイズが小さくて、丈がどうも合わないみたいなんすよね-。
あ、よかったら真穂子さん俺用の買って下さいよ。」
「あぁ…うん」
適当に頷いて、椅子に座る。
するとレオは嬉しそうに向かい側に座った。