胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
【ゆかり】久しぶりの月曜日
【ゆかり】



朝からお気に入りの下着をつけた。


『今日、久々に…』


起きると、携帯にたっくんからメールが来てた。




いろいろあって、たっくんとバイトに入るのは久しぶり。



昨日、先生と直のおかげでたっくんと自然に話すことが出来たんだ。



たっくんは、バイトがあったから夕方までブラブラして別れた。


先生と直を見ていると、ほのぼのする。



なんでもない事でものすごく盛り上がってる2人を見ていて、今の私とたっくんは他人からどう見えてるんだろう…なんて考えてた。




「おはっよ~~!ゆかり。聞いて聞いて!!」



学校の門を入ってすぐの掲示板の前にいた私の腕を掴み、美亜が走り出した。


少し離れた日陰のベンチに座った私達は、自分達の日頃の運動不足を感じた。


高校時代と違って、体育の授業もほとんどないし…運動してないなぁ。



「ハァハァ…こんな少しのダッシュで息切れだよ…」

「ほんと…やばいね。ゆかりはたっくんとエッチしてるからまだ運動してるじゃん。」


美亜は、呼吸を整えながら鞄から携帯電話を取り出した。


美亜が満面の笑みで見せてきたメールは…


隆介からだった。


『おやすみ。明日、晩御飯でもどうですか?』


…………えぇ~~!!


デートのお誘いメールじゃん!!



「やったぁ!!今日のことだよね?今日の夜?」

「うんうん!!どうしよ~。初めての2人きりだよぉ!!」


美亜の手をぶんぶん振り回しながら、2人でその場で立ち上がった。


懐かしい気持ちが甦る。


たっくんとの初めてのデート…



こんな純粋な気持ち、忘れてしまってたかも知れないね。



それから、次の講義の時間2人で抜け出して、カフェで話し込んだ。


今日隆介と話すネタや、もしも手を出された時の対処方法…


そして、私も話した。


美亜と、もっと仲良くなりたいと思ったから…


軽蔑されたらどうしようって少し怖い気持ちもあったんだけど。

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