胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~



やっと、日常が戻ってきたような気がした。



ゆかりに別れを告げられた時は…もうこのトイレに来ることもないかと思ったよ。





休憩の後の俺は、きっと少し変だと思う。

妙にテンションが高いくせに、あくびが出る。

お客さんに呼ばれても、気付かないくらい回想してることもあって…



「卓弥、トマトのサラダと、オレンジジュース!…おい!卓弥!」


隆介が俺の目の前で俺を睨む。


「ごめんごめん。大盛りにしとくから!」


隆介はニヤっと笑いながら、美亜ちゃんの方を見る。


美亜ちゃんは、隆介のシャツの袖を少し引っ張る。


「隆介、怖い~!もっと優しい顔してよ。」


「あはははは…お前、優しい男がいいの?」


「そんなことないけど…隆介笑った方がかわいいもん。」




……なんだこれ。


どっから見てもラブラブなんですけど……




< 270 / 498 >

この作品をシェア

pagetop