胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
やっと、日常が戻ってきたような気がした。
ゆかりに別れを告げられた時は…もうこのトイレに来ることもないかと思ったよ。
休憩の後の俺は、きっと少し変だと思う。
妙にテンションが高いくせに、あくびが出る。
お客さんに呼ばれても、気付かないくらい回想してることもあって…
「卓弥、トマトのサラダと、オレンジジュース!…おい!卓弥!」
隆介が俺の目の前で俺を睨む。
「ごめんごめん。大盛りにしとくから!」
隆介はニヤっと笑いながら、美亜ちゃんの方を見る。
美亜ちゃんは、隆介のシャツの袖を少し引っ張る。
「隆介、怖い~!もっと優しい顔してよ。」
「あはははは…お前、優しい男がいいの?」
「そんなことないけど…隆介笑った方がかわいいもん。」
……なんだこれ。
どっから見てもラブラブなんですけど……