胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~

うっせーなぁ・・・と言ってたわりに、隆介の口からは美亜ちゃんの話題ばかりが出る。



「あいつよぉ、いい歳して暗いとこ怖いんだって!ガキだよな。家に来た時さぁ、面白いから、部屋の電気消してやったんだ~!」


普段無口な隆介をここまで変えるとは…

美亜ちゃんなら、隆介の心の傷を癒せるかもしれない。


「隆介、そのまま襲ったの?」



「ばっか!俺はお前と違うって!怖がってヒーヒー泣いてた。あ~面白い!」



「その後は…?」



「お前には教えない。」



隆介は、突然真面目な顔してノートを写し始めた。



俺は、想像ばかり膨らんだ。



隆介の部屋で、突然電気を消されて怖がる美亜ちゃん。

それを見て笑う隆介…



その後、何かがあった…はず。


俺なら、そのまま抱きしめて…キスしちゃうかも。




実際、俺も好きだと言う前にキスしちゃったから……
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