胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~

届いたメールは2通。


珍しく隆介から。


そして、麗奈から……



ゆかりが言ったんだ。


『もう信じてるから、女の子ともメールしていいからね。』




するつもりはなかったんだけど、ふざけ半分で隆介が教えてしまった。





隆介からのメール…


『美亜の誕生日いつ?』




…オイオイ!!



隆介もとうとう目覚めたか…





俺はなかなか出てこないゆかりを待ちながら、想像してた。



へぇ…



あの隆介が、女の誕生日を気にするなんてな…

自分で聞けばいいのに…



あいつもなかなかやるじゃん。



温泉でポカポカになったゆかりと直は、ほっぺを赤くして出てきた。



「直、のど渇いただろぉ?」


先生は、飲みかけのお茶の缶を直の頬に ピタって


くっつける。




俺は、ゆかりに急いで隆介のメールを見せた。




ギシギシと鳴る床が心地よい。


< 450 / 498 >

この作品をシェア

pagetop